13章 病人の観察(81)~(95)

こんにちは。

Abebyのちーさんです。

お読みいただきありがとうございます。

今日は28回目「モーニングナイチンゲール 」をもとに日常の看護を振り返ります。

私たちの読書会「モーニングナイチンゲール」では、書籍を通してそれぞれ感じたことや考えた事などを自由に語り合い、深めます。

 

ただ、言いたいことをいうのではありません。つい「自分は何を言おうかな」と他の人の意見を聞かずに自分のことばかり感げてしまいがち。

そんな方もここでは、仲間の発言を聞くことにも意識していただいています。

 

しっかりと聞く。簡単そうで意外に正しく聞けないのがひと。自分の聞きたいように都合のいいようにしか聞いていません。ですので、他の方の意見はしっかりと聞きます。

 

もし、あなたが学生時代以降「看護覚え書」を読んでいないとしたら、当時と感じ方が全く違うことに驚くことでしょう。

 

『仲間と読み感じたことを交わす』

 

それぞれの看護経験や活躍の場、人生経験バラバラの人たちと伝え聞くことで化学反応がおきます。どういうことかというと、自分の気づきや考えに広がり一層グッと深まるのです。

 

 

簡単ですが今回モーニングにチンゲールの内容をまとめました。

 

これをお読み頂く皆様のヒントや力になりますように、心を込めて書きます。

ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです

目次

1.フローレンス・ナイチンゲール

2.「看護覚え書」13章病人の観察(81)~(95)を深堀る

 2.1.しっかりしている高齢者

 2.2.物が開発されるということ

読書会「モーニングナイチンゲール」について

 

まとめ

フローレンス・ナイチンゲール

言わずとしれたフローレンス・ナイチンゲールですが、少しご紹介。

1820年5月12日生まれ。

昨年は生誕200年でした!

 

フローレンスは、現在の病院や看護の基礎を作った人とも言われています。

家族の反対を押し切って32才で看護師となり、34才で看護師団を引き連れてクリミア(戦場)へと渡りました。

 

 

そこで、傷ついた兵士を受け入れる病院環境を自己資金で整え、死亡者数を劇的に減少へと導いています。

 

さらに、

・ナースコールの原型ともいえる呼び鈴

・食事を運ぶリフト

・巡視

・統計学

など全て彼女か残した一部です。

 

 

その後、38~39才で自分の体験をもとに「看護覚え書」を出版しています。

 

 

100年以上も経った今、バイブルとなっている当書籍は、フローレンスがクリミア戦争から戻って執筆したものです。

 

執筆を通じて、看護とは経験年数だけではない、ことの証明に感じます。

 

看護師として経験10年にも満たないフローレンスが、どう想像力を働かせ、体験を通してどんなことを感じ、考え、こうした行動に至ったのか。

 

きっと当時の周囲の方々は驚くばかりだったに違いありません。

 

「必要」と考えたことをとことんやる強さ情熱行動力

全てにおいて脱帽です。

 

看護師であるご自身の振り返りや情報の捉え方、フローレンスの見識、観察力、感性・・・ご自分なりの読み方を探すのも面白そう。

個人的には、辛口で忖度がない内容に好感が持てます。

 

腹の座り方が違う。

 

◉「看護覚え書」13章病人の観察(51~69)を深堀る

1.しっかりしている高齢者

“平均というものがまた、われわれを迷わせて厳密な観察から遠ざけてしまう”

 

 

医療の現場における平均には大きく2種類あります。すぐに思いつきますか?

一つは、大勢から割り出された平均です。例えば、日本65歳以上の身長平均値とかです。

 

もう一つの平均?

それは、個々人の平均です。例えば、病院で出された食事の半分を摂取。入院前からもともと食が細ければ、すぐに問題としてとらえる必要はありませんね。また、普段収縮期血圧150台の方が、100だったら全身をくまなく観察し、経過を遡って確認したり意識的に訪室回数を増やします。

 

何を基準とするかでアセスメントは全く異なります。

このブロック冒頭の抜粋にある「平均」は前者を示していることがわかります。

 

フローレンスは、全体での平均も重要だけども、それだけに偏った知識で1人ひとりに目を向けないことに警鐘を鳴らしています。ひとり一人に存在する「平均」(普通)を全てにおいて意識していかなければなりません。

 

↑あえて全てと書きました。

全てとは、バイタルサインなどの数値だけではありません。価値観や行動特性も私はそれぞれの平均があると考えます。「人生会議」などと称したACPがやっと動き出しました。それぞれの思う「当たり前」や「普通」「平均」が違い、対応を考えられる時代に向かい始めたといえるでしょう。

 

読書会で訪問看護師さんがある出来事を思い出して語られました。「元気で自己管理していた方のご家族は薬のこととかご存知でない」。

思い当たる節があってこれは、耳が痛かったです。我が家のことを言われているかと思いました。

 

きっとワタシは「娘さん看護師なのに・・・」そんなパターンです

 

私の両親はすでに80歳過ぎ。ですが、おかげさまで自分のことは自分で管理できています。そのため、調子が悪いとき意外は手も口も一切出しません

 

お恥ずかしながら私が把握しているのは既往歴・かかりつけ医・内服薬のおおざっぱな種類・・・降圧剤内服してるとか程度。

 

一般的には家族が承知していて当たり前かもしれません。若い頃、自分も家族の役割をそう捉えていたのも事実です。

 

ではなぜ、今のような状況になってるのか。言い訳がましいですがお伝えすると。

親にとっての平均(普通)は、自己管理し自立した自分なのです。「娘に管理される」ことを決して喜ばびません。医療機関受診時は必ず、お薬手帳を持参しています。そのうえ、命に関わる服薬もなし。

このような事情から私は親の平均(普通)に付き合うことにしました。

手を出さない・口を出さない=無視ではありません。

いつでもサポートできるように見守っていこうと思います。

ですので、しっかりされている高齢者の「日常(自己の平均)」が崩れそうになったら、譲ってもらおうと考えています。

2.物が開発されたるということ

13章観察に入ってから何度となく「物品」について意見が挙がりました。

 

昔は血圧を測定するにも水銀血圧計しかありません。そのため、患者さんの脈を触診しなくては測定もできなかったのです。

しかし、今は電動血圧測定器が普及しました。極端なことを言えば、腕に巻いてボタンを押すと、そっぽ向いていても血圧と脈の数値が出ます。

現場が業務多忙なことは、現役看護師として認識しています。便利な道具は大歓迎!!!もっと便利なものを開発してえもらいたいと願っています。

 

脈圧や脈のリズム、皮膚の状態などそもそも観察しないことが多くなっていませんか?何かあって観察しても、その患者さんの普通がわからなければアセスメントのしようがない。

 

このような現状の背景に、道具が関連している可能性が意見されました。

 

どういうことかというと、昔は効率の悪い道具を使うことで、必然的に目的以外の情報も集取していた昔。

道具が開発されたことで効率よく、必要とする情報だけを録れる今。無駄がない分、目的意識をもってアンテナを張って自ら情報をとりにいかなくてなならないのです。

新しいものを使う時、使い方は説明されます。しかし、私たちは専門家として、変更に伴うデメリットや起こりうること念頭において行動することが求められるのではないでしょうか。物品に振り回されるのではなく、使いこなすべえきでしょう。

開発と活用に伴って、私たちの意識を変化させえないと、重要な兆候を見逃してしまいかねないそう感じます。

 

読書会「モーニングナイチンゲール」について

ここでモーニングナイチンゲールについてご紹介します。

 

そもそも何?

「モーニングナイチンゲール 」とは、ZOOMを活用した読書会コミニティです。

現在(令和3年10月時点)、毎週土曜日の朝5時から1時間開催していて、フローレンス・ナイチンゲール 著『看護覚え書』を読んでいます。

参加される皆さんとは、FBグループや公式ラインアカウントで繋がれせていただいています。

 

いつから?

この読書会は、令和3年4月からスタートしました。おかげさまで、およそ半年が経ちました。

 

誰がいつやっているの?

ちーさんが企画運営しています。

開催日時:毎週土曜日朝5時〜6時

場  所:ZOOM

*参加希望の方は「お問い合わせ」からメッセージお待ちしています!

 

 

何のために始めたの?想い

立ち上げに至った動機は2つ。

 

 モーニングナイチンゲールを立ち上げた理由;その

看護を語り愛(あい)たい

「看護」について語り合える時間や場所が欲しい。

長年にわたって願いながらも実現できませんでした。

 

看護師は日々業務に追われながらも、命と向き合っています。

 

先にも述べたように患者様&ご家族はおひとりお一人に問題や課題を抱えています。

治療であったり、退院後の療養であったり、社会的環境や経済面であったり。

当然、ニーズも様々。

 

 

同じ現状を前にしたとして、看護師が皆一様にその現象を同じように解釈することはありません。

情報として捉える「見えるもの」も異なるので、それぞれのもつ情報やアセスメントやケアプランも違います。

患者様(利用者様)にとって重大な岐路に立った時、関わる私たちも大きく揺れやすい。そんな経験ありますよね?

 

「これで良かったのだろうか。」

「もっと良い方法がなかったのか。」

「どうか関わるべきか」

 

悶々としつつ帰宅後も頭に残って気になる。

自分の中で答えを見るけることがままならないで次の勤務。

 

 

この状況は「いい看護を提供したい」その想いが報われないと感じていました。

 

人は立ち止まり、振り返り、考察し、次の行動に活かすことで成長します。

特に看護は様々な意見を持ちよれることが重要です。

そこで、このような場を作流ことにしました。

 

また、書籍を通じて自身の看護を俯瞰して捉えていただけるよう読書会としています。

どんなところがどうに良かったのか、もっと良いケアをするとしたらどんな方法があったのかリフレクションによって、私たちは確実に前に歩むことができます。

 

しかし、自信がなく曖昧な状態がいくら積み重なっても精神的疲弊を生み出すだけで成長の弊害にすらなりかねない。

そう考え立ち上げました。

 

モーニングナイチンゲールを立ち上げた理由;その❷

自分に意識を向ける

看護師は他者の観察は得意だけど、自分の感情に疎く、表現することが下手な職種。

 

精神障害に関する事案の労災補償状況で最も多いのは医療福祉領域。

つまり、心や体の専門家でもある私たち自身のメンタルケアが課題なのです。

 

そこで、ここでは自身の気持ちに目を向けるきっかけを作りたいと考えました。

ー自分は今何を感じているのか。

ー本当はどうしたいのか。

ー何を望んでいるのか。

自分の気持ちや考えに気づいて、表現する。

 

至極当たり前のことに思われるかもしれません。

しかし、「自分が何を感じているか」答えられない方は意外と多い。

「誰かがそう言っていた」とか「周りから期待されている答え」を自分の気持ちと混同していたりありませんか。

お読みくださってるみなさんはわかりませんが、私は自分の気持ちや考えに蓋をしていた時期がありました。

他者に伝える事が苦手で、生きにくさを感じた時期もありました。

 

「伝える」ことは習慣です。

 

読書会は、自分が何を感じているのか気づき他者へ伝えるトレーニングとしての意味もあります。

 

 

まとめると

安心・安全な場でカッコつけずに感じた事を仲間に伝え、聞いていただきます。

この読書会では、すごい事を発言する必要もありません。

綺麗にまとめて話す必要もありません。

必要とする方知っていただき、活用していただけたら嬉しいです。職場以外の全国に仲間ができる点も面白いところです😃

 

 

名前の由来?

読書会スタート後、参加者の皆様に名前を募集しました。ご応募から投票をさせていただき、最多投票が「モーニングナイチンゲール」でした。

 

素敵なネーミングに感謝!

 

ちーさんの感想

みなさんは自分にとっての平均(普通)が、他の人にっての最高点だったり、落第点かもしれないそんな風に考えたことありませんか?

みんな違っていい。

みんな違うから存在する価値がそこにあると思うのです。違うことを否定していたら全ての人が否定し合うことになってしまう。そのくらいみんな違います。

看護師のあなたにも得意・不得意があるはずです(わたしは炊事が嫌い)。全部を一人で100点とろうとしなくていいです。全部パーフェクトにできるひとがいたら、お目にかかってみたいです。現実的ではありませんね。

チームはそれぞれを補完する役割もあります。

開き直りは賛成できません。

しかし、周囲と比べ続けることは苦しくなるだけで誰にも何もいいことはありません。

自分にとっての80点90点を目指していきましょう。点数は同じでもその質はきっと変わっているはずです。みんな、体調の平均が違うように、得意不得意にもそれぞれの「平均」がありますね。

今日という日が素敵な1日でありますように!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

このブログでは、皆様にお役に立てる内容と日頃の活動から感じたことなどを中心としてAbeby代表ちーさんが情報発信しています。

日常のケアにおかれまして、ヒントになることがありましたら幸いです。皆様のお気持ちが患者様(利用者様)に届きますように!!!

🦶コメントやご感想などもお待ちしております❤︎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です