こんにちは。
Abebyのちーさんです。
お読みいただきありがとうございます。
だいぶ涼しくなってまいりました。
いえ、寒くなってきたという表現の方が適切かもしれませんね。寒くなってくると、唇や手など皮膚の乾燥が目立ってきます。唇はリップクリーム、手はハンドクリームを塗ります。
足は???
どうされていますか?
意外にもそのまま放置されていることが多いのが足。乾燥し厚く硬くなった踵が割れて出血してしまう方もいらっしゃいます⁉︎
踵が硬くガサガサしていると
ストッキングや毛布に引っかかる
自分の足だと思うとがっかりしたり
靴下を脱ぐのが恥ずかしい
ちょっとした時にストレスを感じるのではないでしょうか?
「いろいろ試したけどダメ」そんな方も糖尿病フットケア外来を担当し、現在も訪問フットケアをしているちーさんと一緒にケアを見直してみましょう!カカトのガサガサの何故?とその具体策を医療で培った知識や技術、医学的根拠に基づいた情報から効果的ケアを手に入れることができるはずです。
そしたら、カカトが原因のストレスは無くなるし、素敵なペディキュア塗って魅せたくなりそう😆❤️
ぜひ最後までお読みいただけたらと思います。
このページの目次
1. 固いカカトもお家お手入れでツルツルになれる
2. カカトが固くガサガサになる理由と対策3選
2.1. どうしてカカトだけ硬くなる?カカトが固くなる理由
2.1.1 日常の歩行や摩擦による刺激(外部刺激)
2.1.2 乾燥
2.1.3 カカト水虫
2.2.カチカチ・ガサガサ・ピキッ・・・対策3選
2.2.1 靴を見直してみましょう!足のサイズに合った靴を履く
2.1.2 削りすぎないお手入れ
2.1.3 マッサージ
3. 事例
4.まとめ
固いカカトもお家お手入れでツルツルになれる
ご病気が原因で足の裏に汗をかきにくく乾燥してカチカチになりやすい、そういった方もいらっしゃいます。
しかし、正しい方法で適度にお手入れをすることでカカトは柔かくツルツルな状態に変わるんです。みなさん「自分の足じゃないみたい」と驚きます。
タコ(胼胝ベンチ)も同様。
もし、諦めかけていた方がいらしたら、今まで試した方法とここでご紹介している方法に何か違うところがないか探してみましょう。
わずかな違いが大きな差を生むこともあります。
セルフケアは頑張りすぎないで続けることがポイントです。ご自身のカカトを感じながら労ることで、成果が出やすくなります。
カカトが固くガサガサになる理由と対策3選
どうしてカカトだけ硬くなる?カカトが固くなる理由
そもそも、足の裏は身体の中で汗をかきやすい代表的な部位。さらに、カカトは皮脂腺がないのも特徴です。
歳を重ね活動量が低下し、代謝も低下してくると・・・
・肌の再生力が落ち
・肌のターンオーバーが遅れ
・肌自体の保湿力も低下
します。
その結果古くなった角質が蓄積され、分厚くなったりカサカサしたりとなってきます。
◉カカトが固くなる理由その1.日常の歩行や摩擦による刺激(外部刺激)
例えば
ー自分の足よりも大きすぎる靴を履いている。
ー足の甲をきちんと留めないで靴を脱ぎ履ぎしている。
ー仕事で重たいものをよく持つ。
ー固い足場を地下足袋や長靴で歩く。
このような方は特に立位や歩行時に靴の中で足が動き、その度にこすれて摩擦が起きやすいのです。体重がかかるカカトがは摩擦や荷重による刺激によって角質が厚くなってしまいます。
また、女性に多いのが削り過ぎ。
厚く固くなったカカトをケアしようとして、削りすぎてしまうケースです。削り過ぎると皮膚を傷つけたのと同じ状態。しばらく痛くて歩くことが困難になったりもしますのでご注意ください
◉カカトが固くなる理由その2.乾燥
加齢とともに運動量や筋肉量が減少する傾向があります。
加齢や血行不良によって足の裏の皮膚代謝が低下し、古い角質が溜まって角質が厚くなるのです。本来であれば自然に剥がれるはずの角質が、代謝が落ちると剥がれにくくなって溜まるんですね。
そもそも、足の裏には油分をだす皮脂腺がありません。加齢とともに保水力が低下しているので乾燥が進むというわけです。
◉カカトが固くなる理由その3.カカト水虫(白癬はくせん)
水虫というと足指の間でジクジクした状態や痒いものをイメージする方も多いかもしれません。
しかし、実は痒みも、ジクジクもなく、指の間でない部位でも水虫のことはめずらしくありません。
よくある勘違いが、『乾燥』。
保湿していても小さな皮めくれがポツポツあって改善しない。この場合、水虫のことがあります。といっても水虫治療薬を自己判断で購入し使用する前に必ず医療機関を受診していただきたい。
似て非なり。
このような言葉もありますが、医師でも水虫は顕微鏡で確認しなければ診断できません。きちんと診断を受けて効率よくキレイなカカトを手に入れましょう!
カチカチ・ガサガサ・ピキッ・・・対策3選
靴を見直してみましょう!足のサイズに合った靴を履く
サイズが合わない靴を、甲部をきちんと留めないまま履くと・・・
一歩一歩歩くたびに靴の中で足が動くので皮膚に摩擦が生じます。この、摩擦と荷重が皮膚を刺激し負荷となります。歩き方や立ち方も関係しますが、一人では歩き方の癖を変えることは簡単ではありません。専門家のアドバイスが有用です。
比較的取り組みやすい点として、まず靴のサイズを見直すことを提案します。*靴の選び方は別記事で詳しくご案内します。
ちなみに・・・足にあった靴を正しく履くことで、将来歳を重ねた時の膝痛・股関節痛・腰痛の予防にも繋がります。
削りすぎないお手入れ
次に、カカトのお手入れ方法をご紹介します。
❶石鹸を使って優しく洗浄:つい、ゴシゴシ洗いたくなりますが、必要以上の刺激は傷を作る原因になります。傷ができることで、ガサガサを悪化させてしまいます。
❷角質を削る:ヤスリで(レデューサーやガラスヤスリ)削ります。
医療現場では、軽石を使うことで手で触れただけではわからない小さな傷を作ると指摘されています。そのため、特に糖尿病や足の血行が悪い方は、軽石は絶対に使わないでください。
削る時の注意点は、
・必ず皮膚を濡らしながら行う。といっても、ふやかしてしまと皮膚を傷つけてしまいかねないので、入浴中はお勧めしません。
・削り過ぎないように1か所を4回程度擦ったら必ず暑さを確認する
・力を入れて擦らない
・足底紋に沿って削る
・削り始めの半分くらいの厚さを目安にけずることをやめる
・週1回〜2週に1回くらいの頻度を目安にスタート。(毎日やらない)
・終了後、綺麗に拭き取って保湿。
・保湿の理想は毎日。種類は「コレでなければいけない」はありません。
実施していく中で、ご自分で効果を見ながら保湿剤の種類を変えてみたり、効果的な削る間隔を見つけることも重要です。何が良いかは皆さん違いますので一概には言えないのです。
マッサージ&足トレ
いろいろご紹介したい気持ちですがその中でも特にオススメをご紹介
血行が悪くなると冷えます。足部のマッサージや足トレによって血行改善につながり、足トレは足の要でもあるアーチを作ること、アーチの低下を防ぐ効果があります。
マッサージ:
・足の裏全体を痛気持ちいいくらいに叩いたり揉んだりしましょう。
・足の指は1本1本指の付け根から指先までを手の指で挟んで揉み解します。上下左右それぞれ揉んでもらうとより良いです。
足トレと併せてできることから取り組むと続けやすいですよ。
足トレ:
立ってカカトの上げ下げ!はとてもオススメです「カカト落とし(カカトをドスンと床に落とす)」をして腰に響きます。落とすのではなく、カカトを上げて静かに降ろします。浮腫みやすい方にも効果があります。
*ふらつく方は壁に手を添えてください。肩幅より少し狭いくらいに両足で立って、上げ下げしましょう。
**余裕のある方は片足でカカトを床に着けないでゆっくり上げ下げしてみましょう。
もちろん、それぞれにあった方法を*と**の間でカスタマイズして安全に無理なく調整してみてください。
カカト上げは『ながら』でできます。エレベーター待ち、洗い物、歯磨きの時間を有効に活用してみてはいかがでしょう。
実際に
カカトが固くなって「カッチカチ」になっていた女性。
冬は足元が冷えて寝つきも悪かったそうです。私がカカトの角質をとって、マッサージなども含めてお手入れの方法をお伝えして実践していただきました。
ご本人的に一番意識されたのは保湿。入浴後10分以内にクリームをしっかり塗って丁寧にマッサージしたそうです。その結果、2ヶ月ほど経つと足の冷えも以前に比べて改善。カカトは、別人の足のようにツヤツヤなっていました−−−!!!
ケア方法の確認などはさせていただきましたが、ここまでキレイになると私も嬉しくてしかたない。体はしっかりと応えてくれるのだということを改めて実感させていただきました。(写真はイメージです)
まとめ
このように、一言で「乾燥」といっても原因やケアは様々。ご自分の足がカチカチになった理由にあったケアが見つけられると成果を得やすいかもしれません。ひとつ、言えることはケアもトレーニングも継続できるかどうかが要です。継続できるように仲間をつくったり、ご褒美を準備したり工夫して、ツルツルなカカトを手に入れてください!素敵な笑顔を応援しています。
今日という日が最高の1日でありますように
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
このブログでは、皆様にお役に立てる内容と日頃の活動から感じたことなどを中心としてAbeby代表ちーさんが情報発信しています。
日常のケアにおかれまして、ヒントになることがありましたら幸いです。皆様のお気持ちが患者様(利用者様)に届きますように!!!
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